大きさ・構造・位置の異なる複数の “身体” を乗り換えたり,あるいは同時に利用することを可能とするロボットインタラクション. 複数の身体を組み合わせて利用することで,力・動きの正確さ・活動の場などの範囲を広げ,未知の体験や高効率な業務を可能とする.
“Proxy Body” は我々の実身体と,様々な大きさ・構造のロボットをマッピングする仮想的な身体である. 実際の作業空間と対象のロボットを再現した Virtual Environment 内において Proxy Body を移動・拡縮させることで,現実世界では各ロボットに分断した視界・身体サイズ・身体構造をあたかも連続的に変化させたような体験を作り出すことができる.それにより,様々な身体を直感的に同時に扱うことが可能となる.たとえば,力強い大型のロボットと精密な小型ロボットを同時に用いることで,被災地において大きな瓦礫をどかしながら,被災者を丁寧に救出する,といった作業を一人でこなせるようになることを目指している.