研究室が保有する360度カメラが撮影に活用されました。
特任研究員の大伏仙泰と申します。
この度の地震により被害を受けられたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。
私が石川県珠洲市出身であることから、被災地の方々に対しどのような形での貢献が可能か検討してまいりました。本研究室では360度撮影が可能なカメラを幅広く保有しておりますが、被害の記録においては360度の動画像が適していると考え、学術的利用および被害状況の公開を目的に、路上での撮影とGoogleストリートビューでの公開を行いました。なお、Googleストリートビューでの公開に際しては、珠洲市との協議を経て許可をいただいております。ストリートビューの撮影は位置情報を併せて記録する必要がありますが、今回の撮影では衛星測位システム(GNSS)としてQZSSではなくGPSのみを用いました。このため、多くの箇所において位置情報の精度が不十分な箇所があります。
概要
- 撮影期間: 2024年1月31日から同2月4日まで
- 撮影場所: 珠洲市内全域(宝立, 上戸, 飯田, 若山, 直, 正院, 蛸島, 三崎, 日置, 大谷)
- 使用機材: Insta360 Titan および Insta360 X3
撮影されたストリートビュー
宝立町春日野(2月4日撮影)
若山町鈴内(1月31日撮影)
正院町正院(1月31日撮影)
三崎町寺家(1月31日撮影)
大谷町(2月3日撮影)
本件に関するお問い合わせ先: contact@star.rcast.u-tokyo.ac.jp
公開日:2024年2月10日
最終更新日:2024年9月24日