VISION

我々は、機器に代替作業をさせる「自動化」と並立する概念として、本来人がやりたいことを自在に行うことを可能とする「自在化」を提唱しています。
この自在化を実現するために、身体・行動のシステム的な理解に基づき、バーチャルリアリティ、拡張現実感、ウェアラブル技術、ロボット技術、テレイグジスタンスなどの人間拡張工学を研究開発し、社会実装することを目指します。
人は「ホモ・ファーベル(作る人)」とも呼ばれ、「道具」を作ることで生活範囲を広げてきました。人類は自在化技術により、「道具」だけでなく自らの「身体像」をも超身体、脱身体・変身体、分身体・融身体といった形で自ら設計可能となります。
そのとき、労働、移動、所有といった概念が転機を迎えることになります。過去の産業革命は、技術により社会だけでなく我々の身体観も変えてきました。自在化技術で新たな身体観を獲得することで現在進行中の情報革命は最終段階へと進むことになるでしょう。

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